【2025年最新版】au PAYマーケット出店ガイド|メリット・デメリットまで

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近年、市場を拡大しているau PAYマーケット。実は出店するのにハードルが低いモールなのをご存知でしょうか。
本記事では、au PAYマーケットの概要からメリット・デメリットまでご紹介いたします。

au PAYマーケットとは

au PAY マーケットとは、通信大手KDDIグループが運営する総合通販サイトで、日用品やグルメ、ファッション、インテリア、家電など多彩な商品や店舗が集まるショッピングモールです。以前はWowma!やau Wowma!という名称で展開されていましたが、2020年5月にau PAY マーケットへとリニューアルされました。

au PAYマーケットの特長

au PAYマーケットのユーザー層

スマホ利用率97%

参照:https://wowma.shop/merit.html

特筆すべきはスマートフォンからのアクセスの割合の高さです。
約97%と非常に多く、モバイルに強いサービス連携をしていたり、通信サービスを提供しているKDDIグループが運営していることがそのまま反映されている傾向にあります。

性別

参照:https://wowma.shop/merit.html

他モールでは、化粧品やアパレルなど女性の割合が多いことがよくありますが、au PAYマーケットではスポーツ・アウトドアやDIY商品を中心に男性の購入層が増えてきており、女性・男性はほぼ同じ割合となっています。

ユーザー層

参照:https://wowma.shop/merit.html

ユーザー層は男女比がほぼ半々、年代は30~50代が中心ですが、 最近ですとコロナ禍を経て60代の年齢層の利用も増加しています。

au PAYマーケットの集客

auの携帯を利用しているお客さまをオンライン、オフラインで集客

auの携帯を利用しているお客さまがよりau PAY マーケットを利用しやすい環境を作るため、全国約2,500店舗あるauショップにて、au PAY マーケットの利用促進、新規会員獲得を行っています。

auIDオープン化に伴うau PAY マーケットへの誘導

auIDオープン化に伴い、これまでauの携帯電話ご利用者がメインでしたが、今後auの関連サービスを利用している全てのお客さまを対象とし、集客を行い、au PAY マーケットへ誘導していきます。

au PAYマーケットのサービス

新たなショッピング体験を提供開始

ライブコマースを展開するエブリー社と協業し、店舗さま自慢の商品をライブ配信形式でご紹介し、その場で気に入った商品をすぐに購入できる仕組みを整えています。これにより、店舗は通常の販売とは異なるアプローチで商品を提供でき、新たなファンの獲得にもつなげることができます。

au PAY ふるさと納税

2018年10月31日より、ふるさと納税サービスの提供を開始しました。これにより、新たな層のお客さまをau PAY マーケットへ呼び込むとともに、「au PAY ふるさと納税」を通じて全国の自治体と連携し、社会課題の解決や地域の活性化に取り組んでいます。

au PAYマーケットの機能

au PAYマーケットによる初期設定サポート

楽天市場、Yahoo!ショッピング出店店舗限定で、面倒な初回の送料設定や返品特約の設定など、店舗さまの負担となる初期設定の登録を、楽天市場、Yahoo!ショッピングの情報を基にサポートしてくれます。

他モールに出品している商品を一括登録

au PAYマーケットでは、他モールに登録されている既存の商品データをau PAY マーケットへ登録できる商品登録ツールを提供しています。
楽天市場もしくはYahoo!ショッピングのCSV(商品データ)を利用している場合、このツールを活用することで、商品登録にかかる負担を大幅に軽減できます。

au PAYマーケットの料金プラン

ここでは、au PAYマーケットに出店する際の料金プランを紹介します。
料金プランは「スタンダート」と「プレミアム」の2つのみです。
どちらも入会金・決済導入費は0円、契約は年単位となっています。

月会費に含まれるサービスは以下の通りです。

  • 分析機能
  • 店舗構築機能
  • 問合せ管理機能
  • 受注管理機能
  • 自動販促機能
  • サポートサイト
  • コールセンター

2025年4月1日より、au PAY マーケットご出店プランの内容が変更となり、「自動販促オプション」のサービスはご利用料金(月会費)に内包されました。

それではスタンダードとプレミアムの詳細をそれぞれ見ていきましょう。

コミコミ出店プラン(スタンダード)

参照:https://wowma.shop/merit.html

コミコミ出店プラン(スタンダード)は、月会費10,780円で自動販促オプションが0円でついてくるプランです。

コミコミ出店プラン(プレミアム)

参照:https://wowma.shop/merit.html

コミコミ出店プラン(プレミアム)は、月会費21,780円で自動販促オプションのほかに店舗メルマガ配信オプションが0円でついてくるプランです。

モール販売では、成約手数料に加えて、決済手数料がかかることがほとんどです。au PAYマーケットのコミコミプランでは、決済手数料が成約手数料に含まれており、手数料率が4.5%~9.0%と非常に始めやすい料金体系です。
さらに、一定の売上を超えると手数料率が下がり、より利益が残せる料金プランです。

参照:https://wowma.shop/merit.html

有料オプション

au PAYマーケットでは4つの有料オプションが用意されています。
適宜活用して効率的な運用を目指しましょう!

店舗メルマガ配信オプション

メルマガ配信登録をされたお客さまに対して、訴求したい商品やキャンペーン内容(限定商品やSALE情報、お得なクーポンなど)を「メール」で訴求するオプションサービスです。
メルマガ配信は、当モールと相性が良いためメール経由での売上シェアが高く、リピーター育成にも効果的です。
3が付く日の「三太郎の日」をはじめ、モールの主要イベントではもちろん、自店舗独自のセール実施の際に配信することで売上拡大を図ることが可能です。

こちらのオプションはプレミアムプランでは無料で利用できます。

参照:https://wowma.shop/merit.html

一括商品CSVオプション

多数の商品を一括で出品したり、CSV管理によって商品情報を登録・変更・削除できます。大量の在庫管理を行いたい場合におすすめのサービスです。
一括商品CSVオプションを利用することで、出品数アップオプションや画像サーバ容量アップオプション、au PAY マーケット Plusにも申し込み可能となります。
API連携やFTPでのアップロードを希望する場合、申込が必須となるオプションです。
※50,000品までは無料で登録可能ですが、CSVの活用はできないためご注意ください。

参照:https://wowma.shop/merit.html

画像サーバ容量アップオプション

2.2GBまでは無料で利用できます。画像サーバ容量が2.2GBよりも必要な場合は、サーバ容量に応じたプランを選択することが可能です。
「画像サーバ容量アップオプション」は、単独のオプションとしては申し込めません。必ず「一括商品CSVオプション」とあわせて申し込みましょう。

参照:https://wowma.shop/merit.html

店舗LINE公式アカウントオプション

コミュニケーションアプリ「LINE」上に、au PAY マーケット公式アカウントを開設し、お客さまと繋がることのできるオプションサービスです。
au PAY マーケット公式のサービスとして、2024年9月より開始しています。
店舗メルマガだけではアプローチしづらいお客さまを、新たに獲得する手段として活用できます。 無料でスタート可能なお試しプランから、売上拡大を追及したプランまで3種類から選択可能です。

参照:https://wowma.shop/merit.html

au PAYマーケットへ出店するメリット

au PAYマーケットに出店するメリットを一つずつ見ていきましょう。

集客力に大きな期待ができる

2,500万人と言われるauユーザーに加えて、業務提携している各グループ会社との相互送客もあり、潜在的な顧客は日本中にいると言っても過言ではないくらい、巨大なマーケットになっています。
auサービスの様々な場所で、お得な特典とあわせてau PAYマーケットを露出させauユーザーを誘導しているため、キャリア決済などau導線を強化していくことでau PAYマーケットのアクティブユーザーを増やし、高い成約率の顧客層を生み出すことが期待されます。
全国2,500店舗あるauショップにおいても、利用促進や新規会員獲得などの取り組みが行われています。

タイムライン上などでユーザにアプローチが可能

これまでユーザーへのセール告知などは、LINEやメルマガが中心だったと思いますが、au PAYマーケットでは、「タイムライン」が活用できるようになりました。ユーザーが商品や店舗をお気に入り登録すると、その店舗が実施するポイントアップやタイムセール・クーポン情報がタイムライン上に表示されるようになります。店舗はお気に入りされた商品に合わせてカスタマイズしたメッセージを送ることができ、期間限定のタイムセールなどの告知も簡単にすることができます。

携帯ユーザーに対しポイントを活用したマーケティング施策が可能

携帯料金の支払いで気づかぬうちに相当ポイントがたまっているというユーザーも多いので、「たまったポイントを使ってau PAYマーケットで買い物をしてみよう」といった新規顧客を獲得しやすい環境になっています。

携帯キャリアならではの支払い方法など決済方法が豊富

クレジットカード払い・銀行ネット決済・ATM決済や、「ゆったり後払い」、注文後にお近くのコンビニのレジで現金払いできる「コンビニ決済」など支払い方法が豊富に用意されています。
さらに携帯キャリアならではの「auかんたん決済」システムでau Payマーケットを利用するユーザーも多く、クレジットカードを持っていないユーザーにとってもau PAYマーケット内の商品購入はハードルが低いので、比較的ライトなユーザーを獲得しやすい仕様もメリットの1つです。

シンプルで体系的な利用料

au PAYマーケットは、入会金が0円、かつ決済手数料が成約手数料に含まれており、他モールと比較して出品にかかるコストが低いため、気軽に出品することができます。 また、システムも簡単に出品ができる仕組みが用意されているのでネットショップ初心者にもおすすめです。

競合が少ない

au PAYマーケットは2017年にできた、まだまだ新しいECモールです。
国内2強の楽天市場やAmazon、さらにYahoo!ショッピングと比べても、まだまだ売上高や出店数も少ないです。 老舗のECモールの場合は既に人気店が出来上がっているため、新規参入のハードルが高くなります。
au PAYマーケットであればまだライバルは少なく、先行優位性を得る可能性が高くなると言えます。

au PAYマーケットへ出店するデメリット

au PAYマーケットに出店するデメリットを一つずつ見ていきましょう。

一年以内の退会ができない

au PAYマーケットへの出店後1年以内の退会はできないのでご注意ください。 1年を待たずに退店する理由は、「(将来的にも)売上が伸びない」「ランニングコストが想定より高い」などが挙げられます。
売上を確保しつつ、各種費用をペイできる運営を続けるには、入念な準備が必要です。
更に運営の開始後は売上計画との差を都度確認し、問題があれば改善策の検討・実施を行ない続けていくことが重要です。

フリーメールアドレスなどは使用不可

au PAYマーケットへの出店に際しては、GmailやYahoo!メールなどフリーメールや携帯のキャリアメールのアドレスは使用できません。

出店には固定電話番号が必須

au PAYマーケットの出店申込みには、法人・個人問わずに固定電話番号が必要になります。
法人の場合は固定電話を契約していることが多いですが、個人事業主などで携帯電話しか持っていない場合は固定電話を事前に契約しなければなりません。

CSV機能の利用は有料オプション

商品登録や他モールに登録している商品データを一括移行・管理できるCSV編集機能ですが、au Payマーケットでは月額11,000円(50,000品以下)かかります。
大量の商品数がある場合、全商品を手作業で出品するのは難しいため、CSVによる商品管理は必須ともいえます。
モールによってはCSV機能が標準装備されていることもありますが、au Payマーケットでは有料オプションとなっているのでご注意ください。

まとめ

au PAYマーケットは、2017年スタートの比較的新しいECモールですが、au関連サービスユーザーへの優待キャンペーンや大型イベントの開催、さらにはライブコマースへの注力など、集客力に期待できるECモールです。
流通総額も年々上昇しており 費用も比較的安くて参入しやすいので、初めてのモール出店にもおすすめです。 EC業界やモールでのポジションを確立したい、という方はまだまだ売上を伸ばすチャンスはあるでしょう。 出店を検討されている方は是非今回の記事を参考にしてみてください!


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