Amazonでカート落ちが発生する理由は?カート落ちの原因と対策方法を徹底解説

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Amazonで商品を販売されている出品者様は様々な悩みを抱えていらっしゃると思いますが、その一つが「カート落ち」ではないでしょうか。
今回はAmazonで「カート落ち」が発生する原因と、「カート落ち」させないための対策方法について解説いたします。

そもそもAmazonにおける「カート落ち」とは?

一般的に、カート落ちとは消費者が商品をカートに入れたまま決済完了まで進まず、商品が購入されない事を指します。
または、Amazonにおいては、おすすめ商品として表示される「カート価格」から外される場合を指すこともあります。

Amazonでは通常、同一商品内で新品かつ最安値で販売されている商品がカート価格として表示されるのですが、ここに表示されなくなることを「カート落ち」と呼ぶ事もあります。

Amazonで消費者が「カート落ち」をしてしまう4つの原因

購入検討中の商品として、とりあえずカートに入れている場合

一つ目は消費者が商品を購入する予定で決算画面まで進んだものの、決算画面から先の注文確定まで進まなかった場合です。
検討段階から購入まであと一歩というところで悩んでしまい、注文確定まで至らない場合、高額商品の可能性が高いと考えられます。

二つ目は購入するつもりでカートに入れて購入画面まで進んだものの、送料を含めた金額の関係で迷ってしまった場合もカート落ちになる可能性があります。
商品価格が安すぎて送料無料ラインに乗らず、送料が発生してしまうことにネックを感じて購入を迷って見送ってしまうケースがあります。
このケースは、価格が安い商品に多い「カート落ち」の理由になります。

「ほしい物リスト」の代わりに使用している場合

Amazonには「ほしい物リスト」というお気に入り登録に似た機能があります。
この機能を知らない、または活用していない消費者の場合、カートに入れて好きなタイミングで購入したいと考えている事があります。

決算手続きの不具合が起こった場合

決算手続きの不具合の場合もカートに入れた後先に進むことが出来ません。
よくあるケースとして、クレジットカードの期限切れなどが挙げられます。
この場合、ユーザーにカード期限切れなどに関しては更新手続きをしてもらうか別の支払い方法で購入してもらうかしかありません。
代引きに関しては販売側でも対策することが可能でしたが、2024年6月6日以降、Amazonでは代引き引き換えの取り扱いを停止しています。

購入ミスで商品が購入されていない場合

消費者が購入したはずが、うっかり購入していなかったというミスが起こる可能性もあります。
特に通販初心者や不慣れな人は、購入したと本人は思っていても実際には購入されていなかったということが起こることがあり、「カート落ち」につながってしまうケースが稀にあります。

Amazonで「カート落ち」をなくすための5つの対策

FBAを活用したAmazon配送の対応

Amazon配送とは、Amazonが保有している倉庫に商品を預け、その倉庫から配送するというものになります。
いわゆるFBAと呼ばれる「フルフィルメント by Amazon」というサービスです。
FBAのサービスをうけるには「月額4,900円(税抜) + 販売手数料」が必要なるので注意が必要ですが、Amazonプライム会員は配送料無料になり、送料がネックで購入をためらうことがなくなるというメリットがあります。

配送料の見直し

配送料自体を安くして価格を見直すというのも効果的です。

①配送会社を見直して利用しているプランを変更する
なるべく安い配送業者に切り替えたり、プランを見直す事で価格を抑える方法です。

②包装の仕様を変更する
業者などに梱包を任せている出品者様は、「簡易包装」などの包装に切り替えるなどプランを変更します。
ただ、梱包に関してはコストカットしすぎると、梱包の質が落ちてしまい、消費者からのクレームがくるなどの要因になってしまう場合があるので注意が必要です。

購入意欲を掻き立てる商品ページを準備する

カート落ち対策を検討中の場合、商品画像や説明の文章を追加や変更し、その商品がより魅力的に見えるように商品ページを改修します。
商品ページの改修と並行して、「カート落ち」をしてしまう商品については、商品自体を改良改善する余地があるかどうかを検討するのも良いでしょう。

価格を下げた新しいシリーズを作る

商品の販売価格が高く、商品購入を検討はしていただけるが購入に至らない場合、この方法は有効的です。
例として、化粧品ジャンルに関してはこの方法で展開している企業が多い印象です。
資生堂では「クレ・ド・ポー ボーテ」というブランドはデパコスブランドで有名ですが、同じ資生堂が作った「アクアレーベル」というブランドは比較的手に取りやすく、中価格帯からコストパフォーマンスを重視したりする層を取り込む事が出来ます。
高価格帯商品を取り扱っている商品を中価格帯〜低価格のシリーズや商品の開発に乗り出すという施策を打ってもよいでしょう。

リターゲティング広告などで消費者に情報を伝える

「カート落ち」するユーザーの興味を長続きさせるためにAmazon内でのリターゲティング広告も有効な手段となります。
時間が経つほど商品を忘れてしまい、購入してもらえる機会が減ってしまう為、広告で継続的に露出を増やすのが得策です。

まとめ

消費者が「カート落ち」させる原因と対策方法ということでご説明させていただきました。

対策をしっかりして「カート落ち」させない原因を潰していく事が大切です。

自社のカート落ちの原因と対応方法を正確に探すには、データ分析が有効ですので、合わせてこちらの記事も参考にしてください。

https://proteinum.co.jp/blog/ec-dataanalysis/

Writer

株式会社Proteinum 代表取締役
米沢 洋平
大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。
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