Amazonの「配送設定の自動化」をマスター!SKUごとの最適な配送パターン設定法

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Amazonでは、「配送設定の自動化」 を活用することで、配送日数の計算や設定の手間を大幅に削減 できます。適切な配送パターンを自動で適用することで、作業効率が向上するだけでなく、カート取得率や転換率のアップにもつながる 重要な機能です。

本記事では、配送設定の自動化の仕組みやメリット、具体的な設定手順をわかりやすく解説 します。ぜひ最後まで読んで、配送の負担を減らしつつ、売上アップを目指しましょう!

Amazonの配送設定の自動化とは?

「配送設定の自動化」 を活用すると、配送所要日数が正確に自動算出 され、出品者の負担を減らしつつ、購入者により正確な配送情報を提供 できます。

AmazonのFAQによると、配送設定の自動化には以下のようなメリットがあります

📌 正確な配送日数の自動算出
出品者が利用する配送会社のデータをもとに、発送元住所から購入者の所在地までの配送所要日数を動的に計算 します。
📌 最新の配送情報に自動更新
Amazonは配送パターンを定期的にアップデートし、配送会社の最新の配送時間を自動反映 します。
📌 手動管理の負担を軽減
配送パターンを手動で設定する必要がなく、常に正確な配送設定が自動適用 されます。

配送設定の自動化がサポートする機能

  • 国内の通常配送 ➡ 出品者出荷の通常配送における配送所要日数を自動設定
  • 国内のお急ぎ便(プライム配送以外) ➡ 翌日/翌々日の配送地域を自動で最適化
  • 国内のマケプレプライム配送 ➡ マケプレお急ぎ便(翌日・翌々日)の配送地域を自動設定

Amazon配送自動化の設定条件

Amazonの配送設定の自動化 を活用する際は、設定した配送スケジュールを厳守することが重要です。

Amazonは出品者の配送パフォーマンスを常に監視 しており、もし設定通りに配送されない場合、自動的にお届け予定日を延長 することがあります。

配送遅延のリスクと影響

  • カート取得率が低下 – 競合商品と比べて配送スピードが遅くなると、カートを獲得しづらくなります。
  • 検索順位の低下 – Amazonの検索アルゴリズムは配送パフォーマンスを評価 しており、遅延が増えると商品が検索結果で下位に表示される可能性があります。

Amazon配送自動化のメリット

  1. 配送所要日数が正確に最短で計算される
  2. 配送所要日数の計算が不要
  3. 転換率の向上

1.配送所要日数が正確に最短で計算される

配送所要日数を正しく設定するのは意外と難しく、多くの出品者は「遅延を避けるために長めに設定する」ことが一般的です。
しかし、お届け予定日が遅くなると、転換率が低下し、結果的にカート取得率の低下や検索順位の下落につながる可能性があります。

配送の自動化を活用すれば、Amazonが配送所要日数を正確かつ最短で計算し、適切なお届け予定日を設定するため、無駄に長い配送日数を設定する必要がなくなります。

2.配送所要日数の計算が不要

Amazonは、各配送会社の最新の配送パフォーマンスをリアルタイムで監視しています。

これにより、発送元の住所から購入者の所在地までの配送所要日数を自動計算し、常に最新の配送情報を適用できます。手動で配送日数を計算する必要がなくなり、出品者の負担が大幅に軽減されます。

3.転換率の向上

消費者は、できるだけ早く届く商品を選ぶ傾向があります。

配送設定の自動化を活用することで、最短のお届け予定日を提示できるため、購入意欲を高め、転換率の向上につながります。結果として、カートの取得率アップや検索順位の向上にも貢献します。

Amazon配送自動化の設定方法

1.セラーセントラルの右上にある設定から配送設定をクリックします。

配送設定ボタン

2.配送パターンで、新しい配送パターンを作成して配送設定の自動化を有効にするには、「新しい配送パターンを作成」をクリックし、配送パターン名(「出品者出荷」など)を入力し、配送料として個数・重量制または購入金額制のいずれかを選択します。

または、既存の配送パターンをアップグレードして配送設定の自動化を有効にするには、既存の配送パターンを選択し、画面の右側にある配送パターンを編集をクリックします。

配送パターン新規作成

3.トグルボタンをクリックして、配送設定の自動化を有効にします。

トグルボタン

4.発送元住所を選択し、次へをクリックします。

発送元住所選択

5.「出品者出荷(プライム以外)の配送設定の自動化を希望します」を選択し、次へをクリックします。

配送設定の自動化

6.通常配送の配送所要日数の自動設定を有効にするには、通常配送の自動化設定ページで以下の手順に従います。

―配送会社の設定セクションで、使用する配送会社および配送サービスを選択します。

―通常配送の配送地域を管理するには、地域の設定セクションで編集をクリックします。

―次へをクリックします。

配送所要日数の自動設定

7.配送地域の配送料を確認して編集します。

配送地域ごとの配送料設定

8.保存をクリックして、配送パターンを保存します。

※倉庫住所などは以下の「一般配送設定」から設定可能です。

一般配送設定

上記作業を実施することで、配送の自動化設定を行うための配送パターンの設定が完了します。

配送パターンのSKU割り当て

配送パターンを作成できたら、各SKUへの割り当てを実施することで、配送の自動化が可能になります。SKUへの配送パターンの割り当て方法は以下の2通りがあります。

  1. 「在庫管理」ページから選択したSKUに配送パターンを割り当てる
  2. 「アップロードによる一括商品登録」を開き、ファイルをアップロードして、特定のSKUに配送パターンを割り当てる(merchant-shipping-group列を参照)。

1.「在庫管理」ページから選択したSKUに配送パターンを割り当てる

まず、在庫管理を開きます。

在庫管理箇所
在庫管理ページを表示すると、商品の一覧が表示されるため、以下部分から配送パターンを確認できます。

配送一覧、詳細の編集

「詳細の編集」をクリックします。「詳細の編集」をクリックすると、以下画面が表示され、ページ下部で「配送パターン」を設定可能です。

詳細の編集

2.「アップロードによる一括商品登録」を開き、ファイルをアップロードして、特定のSKUに配送パターンを割り当てる(merchant-shipping-group列を参照)。

まず、在庫アップロードのためのテンプレートをダウンロードします。

一括商品登録

以下から、該当する商品ジャンルを選択します。

該当ジャンル

テンプレートが出力されるため、データ入力時に表示される赤枠内を埋め、「merchant-shipping-group列」に配送パターンを設定しましょう。

アップロードテンプレート

そして、該当ファイルをアップロードすることで、配送パターンをSKUに割り当てられます。商品の配送パターン登録には、時間を要する場合があるため、ご注意ください。
(目安としては、200商品で1時間ぐらいのイメージです。)

最後に

配送設定の自動化について説明してきましたが、いかがでしょうか?ぜひ機能をフル活用して、転換率を上げていきましょう!

他のAmazonの転換率を上げる方法は、下記記事を参考にしてください。

https://proteinum.co.jp/blog/amazon-conversionrate/

Writer

株式会社Proteinum 代表取締役
米沢 洋平
大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。
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