Amazonの危険物とは?FBA納品するための申請方法や危険物の確認方法について解説

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Amazonに出品されている方の中では、FBAを利用している方も多いと思います。
商品の保管から購入者への配送まで全てAmazonが対応し、primeマークが付与されるため非常に利便性が高い一方で、商品によってはFBA納品プラン作成に進んだ際に「危険物審査中の商品」と表示されることがあります。

出品しようとしている商品がAmazonに危険物と分類された場合、適切な対応を行わなければとFBAへの納品を進行させることができません。
今回は危険物審査の概要と危険物として分類された際の対応方法について解説していきます。

また、Amazonでの基本的な販売戦略に関しては以下の記事をご覧ください。

https://proteinum.co.jp/blog/amazon-trafficvolume/

1.Amazonにおける危険物とは

Amazonでは国際航空運送協会(IATA)によって、輸送が規制されている危険物に該当する商品を危険物と定義しています。(リチウム電池単体またはリチウム電池を含む商品を除く)

国際航空運送協会(IATA)によって、輸送が規制されている危険物に該当する商品の例は以下です。

引用:https://s3.amazonaws.com/JP_AM/su/376.pdf

2.Amazon 危険物 に該当する条件

  • スプレー缶に入っている 
  • 圧縮されたガスである
  • 引火点が250℃以下
  • 商品またはパッケージに、「腐食性」、「可燃性」、「刺激性」、「有害性」、「環境に有害」、 「有毒」、「限定量」、「危険」、「まぜるな危険」などの警告が示されている

3.Amazon 危険物を確認する方法

セラーセントラルで上部タブにある検索ウィンドウに、「危険物」と入力し、検索ボタンをクリックする。

表示された「危険物の分類を管理する」で、ASINの検索にチェックを入れて「次へ」ボタンをクリックする。

表示された画面の「ASINを入力」に対象のASINを入力し、「ステータスを確認する」ボタンをクリックする。

表示されるメッセージの内容詳細については確認する。

表示されるメッセージの内容詳細は以下まとまっておりますので、併せてご確認ください。

4.Amazon 危険物の取り扱い開始方法

4-1.FBA危険物納品プログラムへの申請

セラーセントラルで上部タブにある検索ウィンドウに、「危険物」と入力し、検索ボタンをクリックする。

表示された「危険物の分類を管理する」で、「FBA危険物納品プログラムへの申請」にチェックを入れ、「次へ」ボタンをクリックすると申請完了になります。
Amazon担当部署より数日中に連絡がきます。

※FBA危険物の出品は、大口出品者様のみとなりますのでご注意ください。

4-2.危険物を納品する際のルールと注意点

危険物をFBAに納品する際は、FBAの通常の納品ルールに加え、下記のルールを守って納品しなければなりません。
ルールが守られていない場合、FBA側で受領ができず出品者様負担で返送される場合があります。

輸送箱の側面に次ページのラベルを貼付
A5サイズ以上で貼付してください。複数箱での納品の場合はすべての輸送箱に貼付してください。 シートの張り忘れは重大な納品不備となります。
納品できるサイズは小型サイズと標準サイズのみ
「大型」に区分される商品は納品できません。
通常商品との(付属品を含む)セット販売および同梱をしない
該当する商品は他の通常商品と分けて販売/納品いただき輸送箱も分けてください。
混合在庫での納品は不可
全ての商品に商品ラベルを貼付してください。混合在庫(JANコード納品)での納品はできません。 (ラベル貼付の際は、ラベル貼付サービスをご利用いただくことも可能です。)
引火性液体にあたる商品はASIN毎に納品上限数が設定されます
引火性液体にあたる商品は消防法の規制で特別なエリアを設けて管理しているため、過去の販売実績・回転数などをもとに在庫の上限数を設定します。各ASINの上限数の初期値は200点ですが、販売実績に応じて、上限数を定期的に見直しいたしま す。

 

危険物の納品不備や重大な納品不備が複数回にわたり発生すると、FBAに危険物を納品することができなくなる可能性がありますので、慎重に対応していきましょう。

5.FBAでは販売できない危険物

下記のような一部危険物に関しては、FBAで販売を禁止している場合があります。

引用:https://s3.amazonaws.com/JP_AM/su/376.pdf

6.まとめ

本記事ではAmazonにおける危険物に該当する商品、FBA納品時の対応方法についてについて解説しました。

今回ご紹介させていただいた通り、Amazonでは「危険物」を規定内で出品することが可能である一方、Amazonで決められたルールを守らなければなりません。
手順が煩雑であったり、審査に時間がかかる場合があるため、対応に不安を感じている方は専門家に相談しましょう。

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Writer

株式会社Proteinum 代表取締役
米沢 洋平
大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。
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