Amazonトラブル回避術!安全な商品と出品者を見極める方法

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Contents
Amazonでよくあるトラブルとは?
スマートフォンの普及や新型コロナウイルスの影響で、オンラインショッピングは今や当たり前の存在になりました。ECサイトの利用が増えるにつれて、購入できる商品の幅も広がっていますが、それと同時に 悪質な業者や偽造商品の流通 も増えており、詐欺被害などのトラブルが発生しています。
Amazonも例外ではなく、一部の悪質な出品者によって 購入者が被害に遭うケース があります。具体的には、以下のようなトラブルが報告されています。
- 商品が発送されない(注文したのに届かない)
- 偽物や粗悪品が届く(正規品と偽ってコピー商品が販売される)
- 出品者と連絡が取れない(返品・交換を申し出ても対応してもらえない)
ほとんどの出品者は誠実に販売していますが、一部の悪質な業者が存在するのも事実です。
Amazonは、他のECモールと比べても 出品アカウントの開設や商品登録の手続きが比較的簡単 という特徴があります。このメリットを活かし、多くの事業者が気軽に販売できる一方で、一部の悪質な出品者がこの仕組みを悪用しているのが現状です。
ただし、Amazonも年々 出品アカウントの審査を厳格化 しており、不正出品の対策を強化しています。消費者としても、安全な商品や信頼できる出品者を見極めるポイントを知っておくことで、トラブルを回避しやすくなります。
Amazonの商品と出品者の仕組みを理解しよう
Amazonで販売されている商品には、 「Amazonが直接販売する商品」 と 「マーケットプレイスの出品者が販売する商品」 の2種類があります。
商品を検索すると、これらが 混在して表示される ため、購入する際は 販売元をしっかり確認 することが大切です。
ここからは、 安全な商品や信頼できる出品者を見極めるポイント を詳しく解説していきます!
Amazonで失敗しない!安全な商品を見極める方法
Amazonのストアページで見極める方法
mazonの商品ページには、「●●●●(店舗名)のストアを表示」 というリンクが表示されることがあります。これは、その店舗(出品者)が Amazonストアページ を持っていることを示しています。

この Amazonストアページは、特許庁に認められた商標権を持つ出品者のみ に付与されるものです。ストアページを開設するには、Amazonに対して ブランド登録を行い、商標権の証明書を提出して審査を通過する必要 があります。
つまり、Amazonストアページがある店舗は、Amazonから正式に認められたブランドや商品を扱っているため、安全性が高い と判断できます。信頼できる出品者を見極めるポイントとして、購入前にストアページの有無を確認するのもおすすめです。
販売元(出品者)で見極める方法
Amazonで購入する際、「信頼できる出品者かどうか?」 を見極めることが重要です。特に、商品ページにAmazonストアページのリンクがない場合 や、「公式ストア」と書かれていても本物か判断がつかない場合 は、次のポイントを確認しましょう。
➀「販売元」の表記をチェック
商品ページの 「カートに入れる」ボタンのすぐ下 にある 「販売元」 を確認してください。

✅ 信頼できる販売元の例
・「●●公式ストア」
・「●●正規販売店」
・「【公式】●●オンラインショップ」
このような店舗名であれば、正規品を販売している可能性が高い です。
ただし、店舗名だけでは完全に安心できるとは限りません。出品者の詳細情報や評価もチェック し、安全な購入先を選びましょう。
②販売元の詳細情報をチェックする
販売元の店舗名をクリックすると、出品者の詳細ページへ移動できます。そこでは、以下の情報 を確認できます。
・ 出品者の評価・レビュー(過去の購入者の評価をチェック)
・ 会社の基本情報(会社名や所在地を確認)
・ お問い合わせ先(連絡が取れるかどうかもポイント)
👉 低評価が多い・悪いレビューが目立つ出品者は要注意!
③出品者のストアフロントを確認する
販売元の店舗名をクリックし、遷移先の 「●●●のストアフロント」 をさらにクリックすると、その出品者が販売している他の商品を一覧で確認できます。
✅ こんな出品者は要注意!
・評価が極端に少ない(販売実績が不明)
・レビューが古い・少なすぎる(最近の購入者がいない可能性)
・日本語が不自然なレビューが多い(サクラレビューの可能性)
他の商品レビューもチェックして、信頼できる出品者かどうか慎重に判断 しましょう!
出荷元、販売元で見極める方法
購入する際、商品が「どこから出荷されて」「誰が販売しているのか」というのも見極めるポイントになります。
Amazonで販売されている商品には、 「Amazonが直接販売する商品」 と 「マーケットプレイスの出品者が販売する商品」 の2種類と説明しました。
Amazonの商品には、次の 3つのパターン があります。
「カートに入れる」ボタンのすぐ下にある 「出荷元」と「販売元」 をチェックして、安全な購入先を見極めましょう。
- 出荷元・販売元ともに「マーケットプレイス出品者」
- 出荷元が「Amazon」、販売元が「マーケットプレイス出品者」
- 出荷元・販売元ともに「Amazon」
それぞれの特徴を詳しく解説します。
出荷元・販売元ともに「マーケットプレイス出品者」

この場合、商品の販売と発送を出品者自身が行う ため、信頼できる出品者であれば特に問題なく取引できます。
しかし、悪質な出品者が販売している場合は注意が必要 です。以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
❌ 商品が発送されない
❌ 配送が大幅に遅れる
❌ 偽物や粗悪品が届く
また、万が一トラブルが発生した場合、購入者自身が出品者と直接やり取りして解決しなければならない ため、慎重に出品者を選ぶことが重要です。
とはいえ、Amazonには 「マーケットプレイス保証」 という制度があり、マーケットプレイスで購入した商品にトラブルがあった際、返金などの補償を受けられる可能性 があります。これを安心材料の一つとして活用するとよいでしょう。
出荷元が「Amazon」、販売元が「マーケットプレイス出品者」

この場合、出品者がAmazonの倉庫に商品を預け、Amazonが発送を担当 します。(フルフィルメント by Amazon、FBAとも呼ばれます。)
✅ 発送はAmazonが行うため、配送トラブルが少ない
✅ Amazonの倉庫内に保管されているため、在庫管理がしっかりしている
✅ 返品・交換がAmazonのルールに従って可能(※カテゴリによる)
✅ 万が一のトラブル時も、Amazonが対応窓口になるので安心
このパターンでは、出品者が誰であれ、発送の品質はAmazon基準 になるため、比較的安全に購入できます。
📌 返品・交換の詳細はAmazon公式サイトを確認
🔗 返品・交換の条件(Amazon公式)
出荷元・販売元ともに「Amazon」
この場合、Amazon自身が商品を販売し、Amazonが直接発送 するため、最も安全な購入方法です。
✅ Amazonが販売するため、転売品や偽物のリスクがない
✅ 返品・交換の対応がスムーズ
✅ 価格の変動が少なく、適正価格で購入できる可能性が高い
この組み合わせなら、品質・配送ともにAmazonの管理下にあるため、もっとも安心して買い物ができます。

まとめ
今回は、Amazonでショッピングをする上でトラブルに遭わないようにするため、安全な商品と出品者を見極める方法を解説しました。
Amazonで出品をしている出品者の多くが健全な運営をしている中で、ごく一部の悪質な出品者が存在しているのが現状です。
「出荷元、販売元を確認する」「レビューを確認する」など、見極めるポイントを少しでも知っていると、ショッピング時のトラブルを未然に防ぐことができるかもしれません。

Amazonのレビューについては、下記記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
Writer

株式会社Proteinum 代表取締役
米沢 洋平
大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事
(のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。
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