Amazon SEO 検索キーワード設定の調べ方と設定方法を徹底解説!

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Amazonでは多くの商品が出品されており、様々な商品の中からユーザーに自社の商品を見つけてもらう必要があります。
そのひとつの方法として、Amazonの検索結果で上位表示されるためのキーワードの選定と設定が重要となります。
しかし、検索されているキーワードってどうやって調べたらいいか分からない、キーワードが分かっても活用方法が分からないなど、悩まれる方も多いと思います。
この記事ではAmazonのSEOにおいて重要な「検索キーワード」の調べ方や設定方法を徹底解説していきます。
動画でも【SEO対策の極意】を解説していますので、あわせてご覧ください。
Contents
1.Amazonの検索順位が重要視される理由
設定すべきキーワード選定方法をご紹介する前に、まずは検索結果で表示される順位が重要かについてご説明いたします。
Amazonで売上を伸ばすためには、まず検索結果の1ページ目に商品が表示されていることが最重です。
Amazonでは検索結果の2ページ目以降を閲覧するユーザーは30%未満であると言われています。
さらにそこから商品ページをクリックし購入するユーザーはどの程度になるでしょうか。
検索順位が伸びない状態で広告を運用し続けても、ほとんどのユーザーには商品を見てもらえない状態が続きます。
PCで閲覧した際、Amazonの検索結果1ページ目に表示される商品数は100商品にも満たないです。
ユーザーが入力した検索キーワードで、膨大な商品の中から検索結果の1ページ目に表示されなければ、約70%のユーザーに見てもらえません。
また多くのユーザーは検索結果の上位3商品のいずれかをクリックする確率が非常に高いと言われており、検索結果の順位が高いほどユーザーの目に止まり、競合に対しても有利になります。
そこで重要になてくるのが「検索キーワード」です。
Amazon検索結果の順位を決めるアルゴリズムについては以下記事で対策とあわせてご紹介しております。
2.Amazon 適切なキーワード選定のための重要ポイント
検索結果で上位表示を狙うためには、様々な手段があります。
広告を活用する事も有効ですが、検索キーワードを適切に設定することで広告の表示位置にも影響するため、キーワードの選定と設定はユーザー露出を増やすためにも必須項目です。
どのようにキーワードを選定すればよいか、ここではAmazon検索キーワードの調べ方、効果的な選定方法を解説します。
- 商品関連キーワードの調査
- 検索ボリューム・ニーズの調査
- ユーザー視点でキーワードを考える
2-1.商品関連キーワードの調査
まず初めにユーザーが商品を検索する際に、よく使用されている関連キーワードを洗い出しましょう。
例えば、ワイヤレスのキーボードを販売していた場合、「キーボード」のみキーワードとして設定しても適切なキーワード設定ができておらず、検索結果の上位を狙う事は難しいです。
そこで重要なのが関連キーワードです。
ユーザーは自身のニーズに合わせ、「キーボード+関連キーワード」で検索することが多いため、
・キーボード Bluetooth
・キーボード テンキーレス
・キーボード 軽量
・キーボード ゲーミング
といったメインキーワードに付随する関連キーワードを設定する事が重要です。
関連キーワードを設定する際は、なるべく競合商品の少なく検索ボリュームの高いキーワードを選定することがポイントです。
そのため、まずは関連キーワードを調査するところから始めましょう。
関連キーワードを洗い出すためのツールについては以下記事も参考に洗い出しを実施してみてください。
2-2.検索ボリューム・ニーズの調査
Amazon 関連キーワード設定で次に重要なのは、先ほど洗い出したキーワードの検索ボリュームの確認です。
選定したキーワードが実際どの程度ユーザーに検索されているか、ニーズがあるキーワードなのか確認しましょう。
検索順位で1位が取れるであろうキーワードを設定しても、1ヶ月で数百人程度しか検索されていない場合は売上に与えるインパクトは小さいです。
順位が2位、3位でも1ヶ月で数千人・数万人に検索されているキーワードを選定した方が、より多くの売上につながる可能性は高くなります。
関連キーワードは以下のようなキーワードであることを意識してください。
- 比較的競合が少ないがニーズのあるキーワード
- 月間の検索ボリュームが多いキーワード
- 商品に関連するキーワード
検索ボリュームを調べるためのツールについては後述でご紹介いたします。
2-3.ユーザー視点でキーワードを考える
Amazonでキーワードを洗い出す方法はツールを使用する方法が効果的です。
しかし、販売商品に対し最もニーズを捉えているのは出品者自身です。
ツールを用いて洗い出された関連キーワードは顕在化されたもので、競合も同様にツールで関連キーワードを調査しているケースが多いです。
そこで出品者自身が最も伝えたい商品の特性や、事業者ならではの市場やトレンド調査によって潜在ニーズを掘り当てる、検索結果の上位を狙える可能性が高まります。
またユーザーから投稿されたレビューも重要な関連キーワードです。
レビューコメントに書かれていること、良い内容・悪い内容含めてユーザーが商品を探す際に求めており、キーワード検索されている可能性が高いです。
出品者自身のアピールポイントやユーザーの声も活かして、より効果的な検索キーワードを設定するようにしましょう。
3.Amazon 検索キーワードの調査方法とツール紹介
Amazonでの関連キーワードの洗い出しに活用できる、関連キーワードの調べ方とツールをご紹介いたします。
3-1.Amazon検索サジェストを活用
Amazonの検索キーワードを調査する方法のひとつとして、「Amazon検索サジェスト」があります。
Amazonで検索窓にキーワードを入力すると、関連するキーワードが自動的に表示される機能です。
検索サジェストで表示されるキーワードは検索ボリュームの高いので、ユーザーがAmazonで商品を検索する際に最も求められている要素がわかります。
例えば、「スマホ」というキーワードをAmazonの検索窓に入力した場合、以下のように関連キーワードが表示されます。

表示されるサジェストは、ユーザーが頻繁に検索するキーワードを反映しているため、サジェストを検索キーワードとして設定することで、より商品がユーザーの目に止まる機会が増えます。
「アマゾンサジェスト キーワード一括DLツール」もおすすめ!
「アマゾンサジェスト キーワード一括DLツール」を利用すれば、CSVで一括ダウンロードできます。
Amazonのサジェスト機能で表示されるキーワード候補をまとめて表示できますので、ぜひ活用してみてください。
3-2.競合商品のAmazonおすすめをチェック

次は、Amazonで実際に売れているであろう競合商品を参考にしてみましょう。
競合商品がどの様なキーワード経由で購入されているのかを調査できます。
自身の商品と関連している可能性が高いキーワードのため、商品名や検索キーワードに取り入れましょう。
3-3.Amazonブランド分析の上位検索キーワードを確認
Amazonでブランド登録が完了している場合は、「ブランド分析」が使用可能です。
ブランド分析はユーザーの検索行動を分析し、商品ページのキーワード更新や広告戦略の強化に活用できます。
ユーザーが実際に検索したキーワードを提示し、クリック数やコンバージョンのシェアを通じて競合との比較や効果測定などが可能です。
ブランド分析を活用することで、ブランドのパフォーマンスを理解でき、商品ページの最適化や広告戦略の改善、キーワード選定に役立てることができます。
ブランド分析は、セラーセントラルのメインメニューから「ブランド」→「ブランド分析」→「ブランドの構築」を開き、出品戦略の周知から「ブランド分析」に進めます。
4.Amazon 検索キーワードの必須設定箇所
上記で調べた検索キーワードの候補を、商品登録画面で実際に情報を反映しましょう。
以下では、最も重要な点を3つご紹介します。
4-1.商品名
商品名はユーザーが最初に目に止まる情報で、文字情報の中でもSEO寄与度が高いと言われています。
ただ、同じキーワードを複数入れると検索順位が下がる事があったり、ユーザーからの見え方が悪くなるため注意しましょう。
- Amazonで定められたガイドラインに沿って入力
- 商品名の長さは 60 文字、80 文字未満を推奨
- 「売れ筋商品」「大人気」など抽象的なキーワードは使用しない
4-2.検索用キーワード
商品名の次に重要なのが、商品登録画面で設定できる「検索用キーワード」です。
商品登録時は必須項目ではなく、商品ページに表示されないため見落としがちですが、検索結果で上位表示を狙うためには必須項目です。
検索キーワード調査で選定したキーワードを可能な限り入力しましょう。

4-3.商品仕様
商品仕様は具体的な商品の特性や利点を説明する場所ですが、商品説明文章内にキーワードを適切に盛り込むことで検索にも効果が期待できます。
Amazonにおける商品説明は、商品ページ上で以下のように赤枠で囲んだ部分で、箇条書き形式で表示されます。
検索キーワード対策はもちろんですが、ユーザーが読んで商品を買うかに大きく関わる箇所のため、特徴・メリットなど伝えたい項目はもれなく入力しましょう。

5.検索用キーワードの設定方法
Amazonの検索キーワードを設定する方法は以下の手順です。
- 「在庫」タブで、「全在庫管理」をクリック
- 各商品の右側に表示されている「出品情報の編集」をクリック
- 商品詳細タブを選択し「検索用キーワード」にキーワードを入力

キーワード設定の際には、Amazonの規定するルールや文字数を必ず守りましょう。
検索用キーワードは新規出品の際や商品登録後に自由に設定可能で、一度設定した後の変更も可能です。
6.Amazon 検索キーワード設定の注意点
Amazonで検索キーワードを設定する際のルールは、ガイドラインで明確に定められています。
以下が詳細です。
- キーワードの長さを制限内にする
- 同義語を含める
- 綴りのバリエーションを含める。誤字を含める必要はない
- 略語、別名を含める
- すべてを小文字にする
- 「;」、「:」、「-」などの記号は不要
- キーワードをスペースで区切りる
- 検索キーワードのフィールドに、同じ語句を繰り返し入力しないようにする
- 「a」、「an」、「and」、「by」、「for」、「of」、「the」、「with」などのストップワードを入力は不要
- 単数形または複数形を使用。両方入力する必要はない
キーワードの長さは、「日本語入力の場合は500バイト(166文字)まで」と制限されています。
文字数がオーバーする場合は的確なキーワードを精査しましょう。
一方、Amazonでは禁止されている検索キーワードがあるため注意が必要です。
これらのルールに違反するとASINが検索対象外になり、出品者のアカウントに対してペナルティが講じられる場合があります。
以下が詳細です。
- 検索キーワードにブランド名を含めない
- 検索キーワードにASINを含めない
- 冒涜的表現を追加しない
- 「新しい」や「セール中」など、一時的な表現を使用しない
- 「推奨」、「最低価格」、「素晴らしい」など、主観的な表現を使用しない
- 暴力的または攻撃的なキーワードを追加しない

引用:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/external/G23501?locale=ja-JP
7.まとめ
今回はAmazonの検索キーワードについて解説をしてきました。
検索結果へ上位表示させることは売上アップに向けた第一歩です。
Amazonの検索ロジックを理解し、検索キーワードを調査し商品名や検索用キーワードに適切に設定しましょう。
Writer

株式会社Proteinum 代表取締役
米沢 洋平
大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事
(のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。
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