【Yahoo!ショッピング】優良配送とは?設定方法とメリットを徹底解説!

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Yahoo!ショッピングでお買い物をしていると、【優良配送】のラベルが付いた商品を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
優良配送とは、迅速・確実な発送体制を整えた商品に付与される信頼の証であり、検索結果での上位表示やコンバージョン率向上にも直結します。
本記事では、優良配送の仕組みやメリット、導入のための具体的なステップと注意点をわかりやすく徹底解説していきます!
1.【優良配送】とは?
Yahoo!ショッピングにおける「優良配送」とは、迅速かつ確実な配送サービスを提供する出店者に対して与えられる認定のことです。これは、ユーザーにより良い購入体験を提供するための取り組みの一環です。
1-1.主な特徴
以下のような配送条件を満たしている商品に「優良配送」ラベルが表示されます:
- 当日または翌日に発送される(出荷が早い)。
- 配送日時が指定できる(指定可能な場合)。
- 配送状況が追跡可能。
- 一定の配送実績や評価をクリアした店舗による提供。
1-2.ラベルの見分け方
商品ページや検索結果一覧に、「優良配送」というアイコンやバッジが表示されます。

2.【優良配送】のメリットとは?
2-1.検索結果で優遇される(上位表示されやすい)
- 優良配送のバッジがある商品は、検索結果やカテゴリ一覧で目立ちやすくなり、クリック率が向上。
- Yahoo!の検索ロジックで「配送の早さ」が評価されるため、表示順位が上がる可能性大。
2-2.「優良配送」バッジが信頼の証になる
- 商品に「優良配送」ラベルが付くことで、ユーザーに安心感・信頼感を与えやすくなり、購入率アップ。
- 「配送トラブルが少ない店」として認識されるため、リピーターの獲得にもつながります。
2-3.売上アップにつながる
- 商品ページでのCVR(購入率)が上がり、同じ商品でも他店より選ばれやすくなる。
- 特に急ぎで欲しい商品(ギフト・日用品・食品など)で有利。
2-4.キャンペーン・特集ページに掲載されやすくなる
- Yahoo!ショッピングの「優良配送特集」「翌日届く特集」などの販促ページに掲載されるチャンスが増える。
- 無料で大規模露出を得られることもあります。
2-5.顧客満足度・レビュー評価の向上
- 納期通りの配送により、「迅速な対応でした」「すぐ届いて助かった」など高評価レビューが増える。
- 結果的にストア評価が向上 → 商品ページの信頼度がアップ。
2-6.Yahoo!ロジスティクスとの連携がしやすくなる
- 将来的にYahoo!ロジ(物流代行)やFulfillment by Yahoo!などの支援施策を活用しやすくなります。
3.【優良配送】認定される条件とは?
Yahoo!ショッピングで「優良配送」に認定されるための具体的な条件は、出荷スピード・配送品質・ユーザー体験などに基づいており、出店者にとって一定の基準を満たす必要があります。
以下に主な認定条件をまとめます(※2024年時点の情報に基づきます。運用は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください):
3-1.優良配送 認定条件(概要)
① 出荷スピード
- 注文当日または翌日までに出荷される設定になっていること。
- 実際に出荷処理が遅延していないこと。
② 配送追跡の可否
- 使用している配送方法が追跡可能な配送業者・サービスであること(例:ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便のゆうパック等)。
③ 配送実績と遅延率
- 一定期間内(例:過去30日)に出荷遅延が少ない。
- 出荷予定日に対しての遵守率(納期遵守率)が高いこと。
④ 日時指定の可否(推奨)
- ユーザーが配送日時指定できる設定があると評価が上がる。
⑤ キャンセル・クレーム率が低い
- 配送に関わるユーザーからのキャンセルや低評価の割合が低い。
⑥ユーザーに表示される「最短お届け日」が「注文日+2日以内」
最短お届け日は「発送日情報設定」で設定した日数と「配送所要日数」で設定した日数を合算した日数が注文日+2日以内にする必要があります。
「発送日情報設定」はストアクリエイターProの「ストア構築」タブ>「カート設定」>「お届け情報設定」から確認できます。

「発送日情報設定」が3以上になっている場合、注文から発送まで3日以上かかることになるため、優良配送の対象からは外れてしまいます。
「配送所要日数」はストアクリエイターProの「ストア構築」>「カート設定」>「配送方法、送料設定」の流れで設定できます。

「配送方法、配送スケジュール、送料」の欄にある「配送スケジュール」内の編集から最短お届け日を設定します。


検索結果や商品ページなどユーザー側から見えるお届け日は、ストアで設定した「発送日」+「配送所要日数」から「ストア休業日」と「ページを見ているユーザーの住所から算出される配送日数」を差し引いた結果が表示されます。
「優良配送」のアイコンが表示されるには「ストア休業日」と「ページを見ているユーザーの住所から算出される配送日数」が加味されます。休業日を加味すると「注文日+2日以内」のお届けにならない場合、「優良配送」のアイコンが表示されません。
「ページを見ているユーザーの住所から算出される配送日数」についても同様に、注文日+1日で発送していることを前提とした場合、関東近郊であれば発送日+1日で着荷できればアイコンが表示されますが、沖縄や離島のような発送から2日以上経過してしまうエリアについてはアイコンが表示されません。
3-2.認定・判定のタイミングは?
- 優良配送のラベル付与は毎月のデータに基づいて自動的に判定されます。
- 条件を満たしていれば、該当商品に「優良配送」のバッジが表示されます。
3-3.どこで確認・設定できる?
出店者は Yahoo!ショッピングのストアクリエイターPro(管理画面) にて、
- 出荷設定
- 配送方法
- 実績データ(出荷遅延率など)
を確認・調整することができます。
3-4.【優良配送】達成のためのチェックリスト
こちらのチェックリストを参考に、【優良配送】ラベルの獲得を目指しましょう!
① 出荷スピード関連
項目 | 内容 | 実施状況 |
---|---|---|
出荷予定日設定 | 「当日発送」または「翌日発送」になっている | ☐ 済 ☐ 未 |
商品別に発送日を正しく設定 | 商品登録画面で正確な出荷日設定を行っている | ☐ 済 ☐ 未 |
営業日カレンダーが最新 | 定休日・祝日が正確に反映されている | ☐ 済 ☐ 未 |
出荷処理の体制整備 | 注文後24時間以内に出荷できる体制がある | ☐ 済 ☐ 未 |
② 配送方法関連
項目 | 内容 | 実施状況 |
---|---|---|
追跡可能な配送業者を利用 | ヤマト・佐川・ゆうパックなどを使用している | ☐ 済 ☐ 未 |
配送方法設定が正確 | ストアクリエイターProで正しく配送方法を設定 | ☐ 済 ☐ 未 |
追跡番号の自動連携 | APIまたはCSVで追跡番号が正確に反映される | ☐ 済 ☐ 未 |
日時指定設定を活用 | 配送に対応していれば日時指定を有効化している | ☐ 済 ☐ 未 |
③ 出荷実績・遅延防止
項目 | 内容 | 実施状況 |
---|---|---|
出荷遅延率が低い | 出荷遅延率が5%未満(理想は1%以下) | ☐ 済 ☐ 未 |
在庫管理体制が整備されている | 販売可能在庫と出荷可能在庫のずれがない | ☐ 済 ☐ 未 |
受注後の処理が迅速 | 自動処理や仕組化で受注確認・出荷処理を高速化 | ☐ 済 ☐ 未 |
注文キャンセル率が低い | 商品在庫切れ等によるキャンセルがほぼない | ☐ 済 ☐ 未 |
④ 顧客対応・評価管理
項目 | 内容 | 実施状況 |
---|---|---|
出荷通知の送信タイミングが早い | 出荷当日中に出荷通知・追跡番号を送信 | ☐ 済 ☐ 未 |
問い合わせ対応が迅速 | お問い合わせには24時間以内に返答 | ☐ 済 ☐ 未 |
レビュー・評価を管理 | 評価をチェックし、トラブル原因を特定・改善 | ☐ 済 ☐ 未 |
⑤ 定期的な見直し
項目 | 内容 | 実施状況 |
---|---|---|
ストアパフォーマンスを確認 | 優良配送達成率や出荷遅延率を定期チェック | ☐ 週1回 ☐ 月1回 ☐ 未 |
社内で改善ミーティング実施 | 配送・受注処理の振り返りを行っている | ☐ 済 ☐ 未 |
4.【優良配送】気をつけたい注意点
Yahoo!ショッピングで「優良配送」に認定されることは多くのメリットがありますが、それを維持・運用していく上では注意すべき点もいくつかあります。下記に主要な注意点を整理しました。
4-1.出荷遅延が発生すると即ラベル剥奪の可能性
- 一時的に認定を受けても、出荷遅延や配送トラブルが増えるとすぐに優良配送バッジが外れる。
- Yahoo!ショッピングは直近のパフォーマンス(例:過去30日)を重視しているため、常に安定した運用が必要です。
✅ 対策:
- 注文から出荷までのオペレーションをルール化。
- 突発的な在庫切れやスタッフ不在などのリスク管理も事前に行う。
4-2.誤った出荷予定日の設定は逆効果
- 商品ごとの「発送日情報」や「営業日カレンダー」が実際の運用とずれていると出荷遅延と判定される。
- 特に祝日・連休・セール期間中に設定ミスが多発。
✅ 対策:
- 営業日カレンダーは月初に更新・確認。
- 商品登録時に発送予定日を現実的に設定(理想より「確実」優先)。
4-3.配送方法を変更したときの連携ミス
- 配送会社や便種を変更した際、ストア管理画面側で設定変更を忘れると、追跡不可として評価が落ちる。
- 追跡番号が未反映、配送日時指定が無効になるなどの問題も。
✅ 対策:
- 配送方法の変更時には、「配送方法設定」「API連携」「商品個別設定」すべてを再確認。
4-4.無理に全商品を優良配送にしようとしない
- 商品によっては在庫の確保や発送のリードタイムが異なるため、全ての商品に優良配送を適用しようとすると逆効果。
✅ 対策:
- 回転の速い商品・利益率の高い商品に優良配送を集中。
- 「配送が安定している商品」から順に優良配送設定を拡大する。
4-5.人手不足・繁忙期に弱くなる可能性
- 人手が足りない日や繁忙期に対応できないと、納期遅延や品質低下の原因になる。
✅ 対策:
- セールや年末年始は臨時スタッフ配置や納期調整を事前に。
- 外部フルフィルメント(例:Yahoo!ロジ)検討も◎。
5.まとめ
優良配送の設定について紹介してきましたが、いかがでしょうか?確実にメリットがあり、かつメリットが大きい珍しい施策になるので、優良配送設定が可能であれば、必ず設定するようにしましょう。
この記事が参考になれば幸いです。
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