Yahoo!ショッピングのクーポン施策完全解説 ~基礎から応用、効果改善まで~

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楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。

1.Yahoo!ショッピングのクーポン施策とは?

Yahoo!ショッピングでは、集客強化・売上拡大・顧客ロイヤルティ向上のために、豊富なクーポン施策が提供されています。
うまく活用することで、新規客獲得・リピーター醸成・競合店との差別化が可能ですが、設計を誤ると利益圧迫や“安売り依存”リスクもあるので注意が必要です。

2.Yahoo!ショッピングで使えるクーポンの基本知識

クーポンには大きく以下の2種類があります。

①モール発行型クーポン(モールクーポン)

・Yahoo!ショッピング全体、または特定カテゴリーで利用可能
・原則Yahoo!側で費用負担
・イベント時(超PayPay祭・買いだおれセール等)で配布
・競争も激化し、店独自対策が必要
例:「誰でも使える5%OFFクーポン」「PayPay支払いで+10%還元」など

②ストア発行型クーポン

・各ショップが独自発行・負担するクーポン
・配布範囲・条件・金額など自由に設計可能
・「クーポン対象商品」にアイコン付与 → 商品リスト上で目立つ
設定例:全商品対象/一部商品のみ、全員利用可/会員限定/再来店者限定、
    最低購入金額指定/送料無料クーポンなど

3.ストア発行クーポンの主な活用パターン(全12種以上)

◆定番クーポン12選◆

4.クーポン設計時に抑えるべき重要ポイント

クーポン設計は配るだけでは成果につながりません。以下の4点を軸に施策設計することが重要です。

▼対象ユーザーのセグメント明確化

・新規・リピーター・VIPなど行動データ別に発行
・カート放棄者や過去購入者への限定クーポン効果大

▼割引条件・金額の最適化

・付与率が高すぎると利益圧迫、低すぎると無視される
・「3,000円以上購入で500円OFF」等、利益確保を前提とした条件設定

▼配布タイミング

・イベント、季節、売上谷間、PayPayキャンペーン時期などと連動
・「タイムセール」「24時間限定」などで購買喚起

▼費用対効果のシミュレーション

・発行数、利用率、追加売上、粗利を事前に試算
・クーポン利用者の平均客単価上昇を狙う

そして上記の中でも、ストアクーポンの効果をもっと上げる為に重要になってくるのは、対象ユーザーのセグメント明確化(ターゲット決定)です。
全体にクーポン発行をしていると、本来クーポン特典を付けなくてもご購入いただけるお客様にもクーポンコストをかけている場合があります。
クーポン特典を付けると購入してくれる人や、ストア側が獲得したいと思うお客様にだけに絞ったクーポンが発行できれば、クーポンの効果はもっと上がると言えます。
細かくターゲットを絞ったストアクーポンの発行にはSTORE’s R∞(ストアーズアールエイト)がおすすめです。
下記で詳しく解説していきますので、是非ご一読ください。
※STORE’s R∞の利用には全商品1%以上のPRオプション料率の設定が必要です。

■STORE’s R∞を使ったターゲットを絞ったクーポンの発行

1.STORE’s R∞の設定画面より「通常キャンペーン登録」を選択
2.クーポン発行の対象者をYahoo!プレミアム会員など特別なユーザーに設定する場合は、キャンペーンの目的で「オススメ」を選定
3.キャンペーンの目的を選んで、具体的な施策の中から一つを選択します。
⇒購買率・客単価の高いお客様>「オススメ」>「LYPプレミアム会員限定」「ソフトバンクスマホユーザー限定」
 お誕生月のお客様>「オススメ」>「バースデー対象者限定」
 新規(未購入)のお客様>「オススメ」>「LYPプレミアム会員限定×未購入者」「ソフトバンクスマホ  ユーザー限定×未購入者」
 新規(未購入)のお客様>「新規購入を増やしたい」>「ウェルカムメッセージ」
4.表示回数を制限する場合は回数を設定し、「クーポンを発行する」ボタンをクリックします。
5.クーポン内容を設定したら、配信予約(クーポンを発行する)をクリックして、完了

タイムセールクーポンはおすすめと言えます。
タイムセール実施のメリットは、お客様に対して特集期間中に訪問する理由、機会が作れることです。「今のうちに買わないと!」という気にさせるので購買率アップに繋がります。

5.クーポン施策の効果測定と改善の実践ポイント

成果を見極め、改善するためには下記指標が重要です。

KPI解説
獲得数どれだけのユーザーに配布されたか
利用者数クーポンがどれだけ使われたか
利用率獲得した後、実際に使用した率
クーポン経由売上クーポンを利用した売上額
利用者の平均客単価通常時と比べて客単価が上がったか
粗利率割引後でも利益確保できているか

クーポンの発行をしたら、発行したクーポンの効果がどのくらいあったか効果測定を行います。
効果測定では、上記を確認しましょう。
STORE’s R∞はこの効果測定の結果を見やすくまとめてくれているので、これを元に次回のクーポン施策につなげていきます。

6.クーポンのよくある失敗と注意点

6-1.設定ミスによる値引き過多

クーポンは設定をミスしてしまうと、利益が確保できないだけでなく大損するリスクもあるため注意が必要です。
クーポンを発行する際は確認を繰り返しながら、慎重に設定をおこないましょう。

6-2.定期購入のクーポン利用は初回のみ適用

定期購入商品へのクーポン利用は、初回のみ適用となり2回目以降のお届けには適用されません。
例えば送料無料クーポンの場合、2回目以降は通常の送料が加算されます。
クーポン詳細画面の利用条件欄にも記載されますが、誤解を避けたい場合はあらかじめクーポン名やクーポン説明文にもわかりやすく記載しておくことでトラブルを回避することができます。

6-3.発行済みクーポンの設定変更や削除はできない

クーポンは公開されてしまうと、内容を編集したり削除は不可になります。
利用開始日時を迎えるまでは編集・削除も可能なため、利用開始日時は確認時間を確保し、余裕を持って設定するようにしましょう。

6-4.クーポンの種類や組み合わせによって併用ができない場合がある

ストアクーポンは他のストアクーポンと併用できるように設定できますが、種類や組み合わせ次第では「併用可」に設定していても併用できないケースがあります。
クーポンを設定したり告知したりする際は注意しましょう。

まとめ|Yahoo!クーポン施策で売上を伸ばす鍵

今回はYahoo!ショッピングのクーポン施策について、発行できるクーポンの種類や特徴から、各クーポンの具体的な発行方法や期待できる効果、クーポン施策をおこなう際のコツや注意点まで詳しく解説しました。

客単価アップから新規・リピーター獲得までさまざまな効果が期待できるYahoo!ショッピングのクーポンですが、効果的に運用するためには効果測定に基づいて地道に設定を最適化していく必要があり、クーポン戦略次第で、Yahoo!ショッピング店舗の売上・利益は大きく変わります。
STORE’s R∞を使用すれば難しいクーポン設定も、時間のかかる効果測定や顧客分析も全て行ってくれるので、ぜひSTORE’s R∞を利用してみてはいかがでしょうか。
今回の内容を参考にしながら、STORE’s R∞でクーポンの発行を行ってみてくださいませ。

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